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書評:うまくいきそうでいかない理由



「10秒ワーク」という方法を提唱している。
自己啓発系の本を読む人ならおなじみの説明(メタ認知、自己肯定感、言語化とか)が並ぶが、著者独特の(?)方法にまで落とし込んでいるので、合う人にはマニュアルとして使えるのでは。

概略的な部分を抜粋すると、次のような手法。

10秒ワークの内容を一言で表現するなら、「過去の自分に対して、現在の自分が、情報を教えるワーク」です。
「夜の自分が朝の自分に教える」は、もっとも基本のステップ1に当たる10秒ワークです。子どもでもすぐにできる、簡単なものです。  しかし、10秒ワークは、これに始まり、最後に辿り着くのもここ、というほどの深さがあります。ここを真剣にやれば、人によっては、この段階で、「前提」が変わるほど

# 本文中に、もっと具体的な方法が詳しく説明されている。

ダメ出ししていないで、自分を認めましょう、自己肯定しましょう、という主張はよくあるが、具体的な方法にまで落とし込んでいるのは好印象。

続けていけば、たしかに未来の自分に見守られているような感じになりそう。

「10秒ワーク」以外に使えると思ったのは、「その食欲は本物か?」という問いかけ。お腹すいてないのに、ストレスとか、なんとなくとかで、食べてしまうことはよくある。
食べる前に一旦「その食欲本物?」と自分に問いかけるのは、シンプルながら、じわじわ効きそう。

人を選ぶとは思うが、具体的な方法論のひとつとして試してみるのもよいかも。