書評:手帳という武器をカバンにしのばせよう (中経出版) Kindle版 さとうめぐみ (著)
タイトルからだと、心構えを説いた本のように思えるが、しっかりしたマニュアルとして使える本。
手帳の利用法や、自己啓発・仕事術系の本を読んだことがある人には既知の内容も多いが、個人的には次のようなアイデアが参考になった。
- チェックボックスを書く
マンスリーページやウィークリーページに予定を書く時に、「□(チェックボックス)を書く」こと[1]は参考になった。完了すればチェックすることで、やり切った感を出すというしかけ。 - 今月の使えるお金を書く
マンスリーページやウィークリーページに今月の使えるお金を書く。さらに、ウィークリーページには買い物の内容と使ったお金を書いておくこと。たしかに使いすぎを防げそう(特にクレジットカード払いのもの)。 - ウィークリーページに成功したイメージを書く
各日に成功したイメージ(達成したいゴールとか願望)[2]をあらかじめ書いておいて、現実に達成できたらマーカーで塗りつぶす。
確かに、
・ゴールが見えて(しかも、文章的には達成できたことになっている)
・達成できたかどうかの結果も見える(塗りつぶされたところ)
ので、モチベーションが上がるかも。いわゆるアファメーションかな。
実際の記入例(図)もあるので、マニュアルとして使える本だと思う。
(自分は既知のため不要だったが)自己啓発・仕事術系の本はあまり読まないという人にとっては、手帳の実際の書き方ついでに、それらの知識も得られるので、結構お得だと思う。 目標設定の仕方とか、会議の仕方とか。
(自分は既知のため不要だったが)自己啓発・仕事術系の本はあまり読まないという人にとっては、手帳の実際の書き方ついでに、それらの知識も得られるので、結構お得だと思う。 目標設定の仕方とか、会議の仕方とか。
[1] 「7つの習慣を読む」とか。
[2]「参考書を5ページ読む」ではなくて、「参考書を5ページ読んだ」など。