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Last-Ditch Battle 座右の銘は背水の陣

独断と偏見による書評など。

書評:なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である


期限までの2割の時間で、8割完成させよ(10日仕事なら、最初の2日で8割完成させる)、
そのために、その2割の時間は、最速で最大限集中して(ロケットスタート)仕事せよ、という主張。

最も良くないのが「ラストスパート志向」です。多くの人が、「最初はのんびりしていても、最後に頑張ればなんとかなる」という根本的な誤ちを改めるところから始めないといけません

耳が痛い。漫画とかで、必殺技最初に使えば勝てるのに、って思う人への鋭いブーメラン。
(本書中にも言及あり。少年漫画では、最後に必殺技で逆転するけど、現実はそううまくいきません。)

ロケットスタートの具体的な方法としては、ドラゴンボールの「界王拳」をイメージする方法が挙げられている。個人的には納得できた。

私は最初の2日間のロケットスタートは、この悟空が界王拳を使うときの状態をイメージ
さらに私が注意していることは、「このときに何倍界王拳を使うか」という具体的な数字まで決めるということ


最初の2割の期間は1日中20倍界王拳
残りの8割の期間は1日の2割を10倍界王拳、とのこと。

なお、ビジネス書によくある、メールをすぐ返信すべきかという論点について、
本書では、集中時間にメール処理する必要はない、という立場。
その説明として、界王拳を使ってメール処理しますか?という問いかけがあって
(もちろんしない)、妙に納得。

実際にやるのは大変そうだが、方法論の一つとして参考になる。おすすめ。

書評:〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る


感情を無理して変えるよりも(ポジティブシンキングとか)、「態度」を変えれば、感情も自然に変わる、という趣旨。
で、本書ではその「態度」を「パワーポーズ」(スーパーマンのような立ち方)にすることを勧めている。

事例が多く、読むのは大変ながら、読み切ると腑に落ちる。
単なる主観的な主張でなく、科学的なアプローチだからか。

…と思っていたが、こんな記事を見つけてしまった。

「パワーポーズ」の生みの親が「パワーポーズ」を否定しちゃった件

いくつか違和感を感じる箇所はあったので、
まだまだ仮説にすぎないということなんだろうと思う。

# 例えば、一見、ぼそぼそ自信なく、丸まった姿勢で話すけど、できる人とかいるよね、とか。
 アメリカっぽい?できる人のイメージにすぎるというか。

# 自分としては、本書に挙げているポーズより、侍の正座のようなものが
 パワーのあるポーズなのではないかなあと感じた。
 本書の定義からははずれるけど(身体を縮めている)、
 まわりの空間含めて広がっているというか。影響力というか、間合い?制空権?

それでも、個人的には十分参考になった。

自分が相手にどんな印象を与えているかにとらわれるより、自分が自分についてどんな印象をもっているかに意識を向けること。
身体を広げた力強い姿勢をとることによって、さまざまな意味で前向きな気持ちになれる、自分にはできる力があると感じられる

こういうよく見る主張に、ひとつひとつ何らかの研究結果が付いている。
巷の個人的な思いを羅列したような自己啓発本よりよっぽどいい本と思う。

# 上の「身体を広げた力強い姿勢」で、「竜馬がゆく」のなかのエピソードを思い出した。
 常に頭上から岩石が落ちてきても動じない訓練(イメージトレーニング)をしていたら、
 いつのまにか背中が大きくなった(後ろから切りかかれない)、だったかな。
 たぶんこれも実際に身体はそんなに広げていないはず。でも空間含めて広がっているというか。

もったいないのは、科学的に証明された!というスタンスの本なので、
その「科学的」な部分にケチがついてしまい、素直に読めなくなるところ。

面白い切り口な気はするので、もう少し慎重に発表すべきだったのかも。
実際に本書の方法で上手くいっている人達もたくさんいるみたいだし。

つくづく、「科学的」とか、「統計処理」って難しい、と思った。人を対象にする科学は特に。

膨大な事例が挙げられているので(その分、冗長ともいえる)、取捨選択して、モチベーションアップに使うにはおすすめかと。

「女性芸能人の『特技:モノマネ』は地獄の入り口」

前にゴッドタンで、バカリズムが「女性芸能人の『特技:モノマネ』は地獄の入り口」という曲名の歌をやっていた(2017/1/3 新春SP 芸人マジ歌選手権)。

曲もそうだが、曲名がすごいセンス。なんだろう、5・7・5でもないし、韻を踏んでいるわけでもないのに。”特技:”が効いているのかな。
「女性芸能人のモノマネは地獄の入り口」でも言いたいことは伝わるけど、
”特技:”が入ることで、毒を効かせつつ、なんらかのリズムが生まれているような。

書評:うまくいきそうでいかない理由



「10秒ワーク」という具体的な方法を提唱している。自己啓発系の本を読む人ならおなじみのキーワードも並ぶが(メタ認知、自己肯定感、言語化とか)、単なる用語の羅列・精神論ではなく、具体的な方法にまで落とし込んでいるので、マニュアルとして使える。

いつも繰り返している「うまくいかない前提」に向き合い、克服するために、次のような手法を取るとよいとのこと。

10秒ワークの内容を一言で表現するなら、「過去の自分に対して、現在の自分が、情報を教えるワーク」です。
「夜の自分が朝の自分に教える」は、もっとも基本のステップ1に当たる10秒ワークです。子どもでもすぐにできる、簡単なものです。  しかし、10秒ワークは、これに始まり、最後に辿り着くのもここ、というほどの深さがあります。ここを真剣にやれば、人によっては、この段階で、「前提」が変わるほど

# 本文中に、もっと具体的な方法が詳しく説明されている。

ダメ出ししていないで、自分を認めましょう、自己肯定しましょう、という主張はよくあるが、きちんと方法にまで落とし込んでいるのはポイント高いと感じた。

まだマスターできていないが、続けていけば、たしかに、未来の自分に見守られているような感じになりそう。

「10秒ワーク」以外に使えるなあと思ったのは、「その食欲は本物か?」という問いかけを行うことについての説明。たしかに、お腹すいてないのに、ストレスとか、なんとなくとかで、食べてしまうことはよくある。食べる前に一旦「その食欲本物?」と自分に問いかけるのは、シンプルながら、じわじわ効きそう。

人を選ぶとは思うが(暗示をかけるというか、イメージできるかどうか?)、具体的な方法論のひとつとして試してみるのもよいかも。結構おすすめ。 

書評:不安をなくす技術



見えそうで見えないから「不安」なのであって、行動して見えるようにすれば不安は消え、具体的な対策を打つことができるという内容。

タイトルの「技術」から予想されるようなマニュアル的な説明というよりは、自己啓発系の本にあるような、心構えについての説明が多いように感じた。
自己啓発系の本をあまり読んだことがない人にとっては、参考になるのかもしれない。

「技術」としては、「(不安のまま逡巡していないで)行動あるのみ!」というよくあるアドバイスに集約されている印象。
とはいえ、「不安」を、見えそうで見えないもの、だから「行動」してその正体を暴くべき、正体が見えれば対策が見えるので不安も消える、という流れで説明しているのはわかりやすかった。

具体例が身近(筆者の個人的事例)過ぎて、自分としてはそれほど参考にはならなかったが、人によっては大変わかりやすいと感じるのかもしれない。

「不安」に感じるのは、自分が少しでもできそうなこと、という指摘にも納得。不安に感じない例として次のようなものを挙げていた。

もし私のところにイタリアのサッカーリーグ・セリエAからオファーがきたらどうしようか


確かに全く不安にならない。

わかりやすく、さらっと読めるのはポイント。

書評:なにもしていないのに調子がいい ふだんの「呼吸」を意識して回復力を高める



マインドフルネスや呼吸に関する本を読みまくっている人には既知のことも多いと思われるが、かなり具体的。マニュアルとして使える。

「力まない」だとか、「ふだん」を大切にする、など、こういう本で即効的な対処療法を求めがちな人(自分か...)への警鐘が散りばめられているように感じた。

後半は「所作」という表現を使い、習慣化について説明しており、個人的にはツボ。

最小単位の行為である所作というのは、物を取る、立つ、座る、歩く、しゃがむ、などそういった細々とした体の動き方を指します。  まず、「それらの所作において自分の呼吸がどうなのか?」というところからスタートすることが重要  

何か動くときには必ず自分の体、つまり重りを1回鎮めて、重力を素直に下に通すということをする必要があるのです。  具体的に言えば、「一旦停止」をするのです。  一瞬で結構です。  パソコン作業をし終わったら、1回座り直す。  朝出勤の用意を終えたら、1回止まる。出勤時に1回止まる。

勝手なイメージとしては、禅僧とか侍の立ち居振る舞いみたいなイメージかと。
呼吸法の本を読むと、「(これまで説明した呼吸法を)習慣にしましょう」みたいな漠然とした締めが多い印象があるが、本書の説明はしっくりくる。

ひとつひとつの所作を、地に足をつけて行い、ひとつが終わったら一旦停止する。これを心がければ呼吸を乱さず、自然と習慣化される、という感じか。

なお、姿勢自体は「背筋を伸ばさない」「ピンとしない」ことを推奨している。「力まない」という説明もしている。
そうすると、イメージとしては、先程の「禅僧とか侍」(個人的にはピンとしているイメージがある)ではなくて、中国拳法の人(?)みたいな姿勢というべきだろうか。背中を軽く丸める感じ。

まだざっと通しで見ただけだが、何回も読んで身につけるという読み方が適切な本かと。
結構おすすめ。


※2017.03.20追記

再読。やはり、何度も読み返すのにいい本かと。

再読してあらためて気づいた点としては、(よく見ると書名のとおりだが)「ふだん」の「呼吸」が重視されているところ。「呼吸法」はあくまでトレーニングで、本番は「ふだんの呼吸」ということ。“下げる”イメージで呼吸を意識するとよさそう。よく丹田を意識しろって言うけど、このことだろうか。

そのうち書評を上げる予定だけど、「所作」についてはこの本

禅、シンプル生活のすすめ (知的生きかた文庫)

禅、シンプル生活のすすめ (知的生きかた文庫)

 

「ふだんの呼吸」については、この本↓

ペンタゴン式 目標達成の技術 一生へこたれない自分をつくる (幻冬舎単行本)

ペンタゴン式 目標達成の技術 一生へこたれない自分をつくる (幻冬舎単行本)

 

 に通じるような気がした。

書評:理工系のネット検索術100 理工系のための情報収集術 (サイエンス・アイ新書)



かなり昔に買っていた本。ネット検索について、案外知らなかった+知っていても忘れてしまうことが書いてあった。
以下、個人的に忘れがちな事項の備忘録。

  1. マイナス検索
    語句の先頭に- (マイナス半角)を付ける
    例: -トラックバック →ブログを表示したくないとき 

  2. OR検索
    OR(全角)を付ける → or だと無視されるので注意

  3. ゆらぎ検索オフ・ストップ語も検索する
    キーワードの前に + (半角)を付ける
    例: 
    +スーパーノヴァ → スーパーノバ を排除できる
    +and回路    → and回路 を検索できる(通常は and が無視されてしまう)

  4. ワイルドカード検索 
    * 一語に相当
    例:
    "私の*テーマ" →私のXテーマ  
    "私の**テーマ" →私のXYテーマ

  5. 特別構文1*(ファイルタイプ検索)
    filetype:pdf xls doc ppt rtf txt
    site:go.jp   
    例: 
    オゾンホール filetype:xls site:go.jp
    →  オゾンホールについて政府機関が公表しているExcelファイル

  6. 特別構文2(テキスト検索)
    テキスト内に「エウロパ」があるページだけを検索。複数のときはallintext。
    intext:エウロパ
    allintext:エウロパ イオ ガニメデ

  7. 特別構文3(タイトル検索)
    intitle:  allintitle ホームページのタイトル
    例: 外来生物 intitle:データベース (site:go.jp OR site:ac.jp)
    →政府機関や大学などの教育機関が提供している外来生物に関するデーターベースを調べる 

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  1. マイナス検索
    語句の先頭に- (マイナス半角)を付ける
    例: -トラックバック →ブログを表示したくないとき 

  2. OR検索
    OR(全角)を付ける → or だと無視されるので注意

  3. ゆらぎ検索オフ・ストップ語も検索する
    キーワードの前に + (半角)を付ける
    例: 
    +スーパーノヴァ → スーパーノバ を排除できる
    +and回路    → and回路 を検索できる(通常は and が無視されてしまう)

  4. ワイルドカード検索 
    * 一語に相当
    例:
    "私の*テーマ" →私のXテーマ  
    "私の**テーマ" →私のXYテーマ

  5. 特別構文1*(ファイルタイプ検索)
    filetype:pdf xls doc ppt rtf txt
    site:go.jp   
    例: 
    オゾンホール filetype:xls site:go.jp
    →  オゾンホールについて政府機関が公表しているExcelファイル

  6. 特別構文2(テキスト検索)
    テキスト内に「エウロパ」があるページだけを検索。複数のときはallintext。
    intext:エウロパ
    allintext:エウロパ イオ ガニメデ

  7. 特別構文3(タイトル検索)
    intitle:  allintitle ホームページのタイトル
    例: 外来生物 intitle:データベース (site:go.jp OR site:ac.jp)
    →政府機関や大学などの教育機関が提供している外来生物に関するデーターベースを調べる